髪が太くハリコシがあり髪の量も多いと髪の収まりが悪く感じたり、シルエットが不自然に膨らみなんかすっきりしない…こういったお悩みを持った方いると思います。今回はそんなお悩みの方に向けた内容になります。
そもそも悩みの原因とは⁈
硬毛や多毛の方の多くは、髪の量を減らしたい頭を小さく見せたいという思いから美容室でのカットのオーダーでは、「梳いてください」とお願いすることが多いのではないでしょうか。髪の量を減らすこと自体はスタイルにっては必要な場合もあるでしょうが、梳きという物だけに頼ってしまうあるいは、多いからと言って闇雲に減らすことはかえって髪の収まりを悪くさせることに加担しているともいえます‼梳くことで確かに毛量は減り軽くはなるのですが、同時に短い毛が出来るので短い毛が長い毛を押しかえって、膨らんだシルエットに見えてしまいます。これがはさみを入れる位置が根本付近であれば益々膨らみを助長する形になりかねませんし、さらにそこへクセがプラスされればより収まりが悪くなると考えられます。
純粋な直毛の方は案外少なく、多くの方はくせ毛です。うねりや捻じれ・パヤパヤする毛羽立ち・ねじれやうねりがないけどボワッと膨れるくせ毛と、くせによっても色々種類があります。また、前髪や顔回り・フロントトップにもみあげ・襟足前部分よりも後ろがクセがある方など、場所によってクセの強さ出方も様々なので、こういった観点からも悩みを解消できる原因を探る必要もあります。硬毛多毛さんは髪の量だけにフォーカスせずに、色々な角度から疑いをかけることも大事です‼
Ｍｉｓｓｉｏｎ
今回のゲストさんの髪の状態です。
他店でカットしてもらった直後にRED.NOSEへご来店くださいました。担当者さんへは、ボリュームと髪の収まりを何とかしてほしとオーダーしたそうですが、カット後はスッキリ軽くなったんだけど、その後洗髪し乾かしてみると髪が収まらない…ヘアセットもかなりの時間かかるとのことです。内側を見てみると↓
中間部分ミドルセクションがごっそり抜かれております…ここだけと思いきや、ハチ部分やサイドなどとところどころまばらに存在しており、収まりが悪く感じるのもうなずけます。ゲストさんはハリコシのあるしっかりした硬さを感じる髪質で髪の量も多いのが特徴です。アイロンや整髪剤等で現状を作ってますので、本来の髪の状態を把握するためにプレシャンして全貌を明らかにするとおさまりが悪く感じる原因のもう一つが見えてきます。本来持っている自身のくせです‼ゲストさんの場合、うねりや捻じれといったぱっと見わかりやすいクセではありませんが、ボワッと膨れるジャリジャリした質感のくせ毛さんでした。
案外見落とされがちのくせ毛のタイプかもです。膨らみ収まりの原因が毛量と判断されがちです。そのためゲストさんも梳きを沢山いれられる結果になったんだと思いますが、絶対量が減ってもおさまりを悪くさせる根本が残っていれば、悩みは改善されませんよね。今回はこれらのクセを縮毛矯正でクリアにすることを提案しました。ショートでの縮毛矯正は不自然になりやすいという声も聴きますが、その方に合った薬剤配合やアイロン燃のバランスを上手にとることが出来れば、短めスタイルでもマッチすることが可能です‼
薬剤を三種を時間差も含め素早く塗り分け、ゲストさんのようなくせ毛は攻め切らないとスッキリ伸びないタイプでもあるためしっかりとアプローチできるように配合します。過剰な熱温度は厳禁でアイロン温度にも配慮しでも熱置きはきっちり行います。その後酸化➡後処理し仕上げはドライヤーでバーッと乾かし完成です‼
ショートヘアの魅力でもあるサイドから見たシルエットも自然な丸みが出ていい感じです‼
特に気になっていたバックサイド部分もきちんとアプローチされておりスッキリです‼
今回は少し伸ばしていきたいとのこともあったので、カットはしてません。クセが整うことで髪の収まりがよくなることはもちろんですが、見た感じも触ってもとっても柔らかい質感に変わります。ゲストさんも仕上がった髪を見てそして触っては、「髪がおさまってる!自分の髪じゃないみたい⁉」と大変喜んでいただけまして、こういった姿やお言葉をリアルで感じられると僕らも嬉しく思います。
まとめ
硬毛多毛さんは髪の量を少なくすることだけに頼らないこと。そして、くせ毛という観点からも疑いをかけてみることで、まとまり良く扱いやすく、再現性の高いヘアスタイルになると思います。結果、悩みを根本解決できることにもつながりますしね‼参考になれば嬉しく思うと同時に、このようなお悩みを抱えている方はお気軽に是非ご相談ください‼
RED.NOSE
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