縮毛矯正失敗【根折れ】とは⁈

夏休みも終わり新学期が始まりましたね⁉うちもまだペースが作れていない状態のまま、登校している様子でした。自分の学生時代を振り返っても、同じような様子だったんだろうな…もっと憂鬱感漂っていたかもですね(苦笑)

ブログに参りましょう。

今回は縮毛矯正の失敗についてです。

失敗といっても色々あって、ダメージが表面化してしまう場合や本来のクセが上手く伸びきらなかったり、質感が硬くピンピン不自然んな仕上がりになったりと…

本来あってはならないんだけど、現場では色々あるんですよね。。。

今回はその中でも結構珍しいケースの失敗。

【根折れ】についてです。

文字通り根元が折れる現象です。

目次

根折れの特徴

この根折れというものは、縮毛矯正をかけた直後にはなかなかわかりにくいです。

数週間くらい時間が経ち髪が伸びてから、なんかいつもと違う違和感を覚え、鏡でその部分の髪をよく見ると、直角に折れ曲がっているのに気がつき触るとボッコリした凹凸を感じるという惨事の状態…

縮毛矯正後の寝方が悪かったのかな…と

ご自身に問題があったのかと思ってしまう方もいるくらい、こうなってしまったゲストさん達は何が起きたのか見当もつかない状況に陥ることもあったり…

不自然に折れ曲がっているということはその部分への物理的負担はとても大きい状況です。

根折れができやすい部分と、なぜ根折れが起きてしまうのか?!

根折れが起きやすい部分は鉢周辺やフロント・前髪が現場で拝見することが多いです。鉢辺り前髪は特に髪が重なるため、重なる重さで薬が根元につきやすい状況下であるのは確かです。

特に軟毛で細毛毛量の少ない方は注意が必要かと思います。

そもそもこの根折れはなぜ起きてしまうのか?

結論からいうと、お薬の塗布ミス。つけ方に問題があります。

縮毛矯正の一剤をつける注意として、根元5ミリから1センチ空けてお薬を塗布する。

これは一剤をつけるにあたり基本中の基本で、アシスタントに教える際もここは絶対⁉というくらい重要注意部分なんです‼

珍しい失敗というのもわかりますよね。

注意しないといけない部分には薬剤塗布時、根元を浮かせるようにコーミングしたり、ペーパーをかませ養生したり、放置時のラップは避けたりと状況や髪質によって工夫することが大事になると思います。

パーマ液も矯正と同じ還元剤(髪の形状を変えることのできる溶剤)が含まれいているのに頭皮についてもさほど問題が無いのか?

これには薬剤の粘土と薬の強さ・放置時間にあると考えます。

まずは粘土の違い。

ここ非常に大きくて、薬が付いた部分に留まるかそうではないか。

矯正剤はクセへしっかりアプローチをしたいため、お薬はその部分へ留めておきたいのです。

なのでパーマ剤と比べ粘土の高いものジェルやクリームが一般的に多く使われ逆に、パーマの場合は浅い反応で十分デザインを作ることが出来ますから液体タイプでもいけちゃいます。

薬剤の強さ・放置時間をを見てもきちんと内部までアプローチしないと求める結果にならないのであれば、薬剤の強さはそれなりになり時間もパーマに比べ長く置くことになります。

パーマのように浅く表面だけでも十分な場合は、縮毛矯正剤と比べ弱いもの時間も縮毛矯正に比べ短くて済みます。

なので、縮毛矯正剤が根元にましてや頭皮に付くことはNGということが想像できますよね。

対処方として

毛先のビビり毛であればその部分をカットしてしまえばなくなるのですが、根折れの場合は根本だからそう簡単にはいきませんよね⁉

根折れになってしまった場合どうすればいいのか?

縮毛矯正やダメージ修正の症例を多く取り扱っているところへまずは相談することです。

髪内部を観れるわけではないため、はっきりとしたことは言えないのが現実なのですが現状の髪をみて、きちんとアドバイスしていただけるところがやはり信用できますよね!

根折れ部分をご自身でアイロンを使い伸ばすことはかえってダメージを助長することにもなるため、お勧めできません。

またシャンプーやトリートメント・ケア剤等で何とかしようと試みることも様子見程度で根本解決にはいきませんので、信頼のできる美容室探しをすることが先決だと思います。

施術例

ビフォー

アフター

ビフォー

アフター

薬剤により不自然な曲がり方をする髪の形状は、とても負担がかかった状態です。

そこへ修正は本当にリスクの高いことです。

ゲストさん達もその旨お伝えし薬剤選定から引き際の放置時間・髪の状態に合わせたケア等を細心の注意をはらい施術させていただきました。

なんとか良い結果としてなりましたが、神経ピリピリ&終始滝汗でございます(苦笑)

根折れを作らないことが一番です。

今回の縮毛矯正失敗【根折れ】の状態を放置するまたは、その部分へカラーリングを施す(アルカリ剤を含んだ)ことはとてもリスクがあることです。

最悪の場合は物理的負荷がかかった部分からちぎれてしまう断毛ということも十分に考えられます。

この縮毛矯正失敗のひとつでもある根折れは、多くの場合施術する美容師の注意で防げます。

今後このようなことが起きないように自分たちもさらに注意し、このような状況になってしまった方々に少しでも参考になればいいなと思っております。

最後までご観覧くださりありがとうございましたm(__)m

またお会いしましょう。

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