これってパーマ失敗⁈パーマ失敗への対応策

パーマをかけると動きが出る。ふんわりとボリュームが出る。柔らかい質感に見える。そして毎日のヘアセットが楽ちんになる。などなど。。。パーマをかけたことでその他にも色々な効果が出てメリットを感じれると思います。逆に、クリクリになりすぎた…ボリュームが出過ぎて収まりが悪い…左右差を大きく感じる…ジリジリ・ザラザラとした質感に見えるようになった…など、パーマをかけたことにより見栄えに違和感を感じるあるいは、再現性が難しいとなるとパーマ成功とはいえないですよね…今回はそんなパーマ失敗と言われるゲストさんへの対応等を少しご紹介したいと思います。

欲しいところに動きやボリュームがない。。

ゲストさんはワンカールを狙ったスタイルにしたかったのですが、ワンカールが欲しい部分にボリュームがない状態になっています。そのためくびれているような印象に見え、求めるヘアスタイルとはいかなく悩んでおりました。

ワンカールスタイルは、シンプルなスタイルなだけに、見た目以上に好し悪しがわかりやすいですね…

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ゲスト様に施した内容は、出来る限りの形の補正とイレギュラーで出ていたカール部分を修正し、欲しい部分にボリュームをプラスすることをいたしました。

理想のふんわりのはずが…

ゲストさんは、全体にふんわりさせたヘアスタイルを希望していたのですが、御覧の通りふんわりとはかけ離れたマットな質感になってしまいご来店くださいました。

ふんわりスタイルを狙うとき、パーマのカールがだれないようにそれとともに、ゲストさんがお家でスタイルの再現が簡単に出来るようにという思いで、しっかり目にかけることはわからなくもないです。ただ、しっかりかけることはどこかに髪への負担はかかってきます。なのでどこの部分をブーストさせるのか、というバランスを考えていかないと計算が狂ってしまい、かえって残念な結果になりかねないと個人的には思います。

After

本当はふんわりしたスタイルが好みなんだけど、現時点では正直パーマは怖いとのことだったので、今回はあえてニュートラルな状態を選択しました。

ふんわりに見せれるようなコテ巻きを仕上げに伝授いたしましたので、パーマのトラウマがなくなるまでは巻きで雰囲気を楽しんでもらいたいと思います。

強くかかってしまいどうにもならない…

強くかかってしまったカールはかえって扱いにくいですよね…濡らすとクリクリが強く出て、乾くとボワッと広がり膨張した状態になる…

短いとその広がりが塊にみえたりして、プロの美容師でさえも扱いにくいこと間違いはない状態…これではゲストさん達は路頭に迷うこと間違いないですよね。。。

After

今回は髪の余禄を考えとりあえずニュートラルな状態へ戻し、

今後希望のパーマスタイルにしていくことになりました。

ヘアスタイルにメリハリがない…

全体にボワッと膨らんで、頭が大きく見てしまう…

室出にも左右され質感もパサついているように見えます。

After

一度アイロンでなめしニュートラルな状態に整えてから、パーマをかけなおしています。

収まるところ動きボリュームと動きがあるところと、メリハリがつくことでスタイルとしても良き。なにより扱いやすくなりおうちでの再現性も簡単になります。

短いスタイルでもふんわりと自然な仕上がりになります。

パーマのお直しもしくは修正はもう一度髪へ負担をかけるものです。絶対的に髪を傷めるため、髪の状態ダメージの損傷具合によっては修正が出来ないこともあります。また闇雲に施してしまうと状態をさらに悪化させることも十分に考えられます。おなおしする際はさらにシビアな施術が必要となるので注意が必要です。

パーマ失敗で起きるさらなる負のスパイラル

上記のような見た目でわかるケースももちろんなのですが、実は二次災害的なことも実際に多く見受けられます。パーマ失敗と言われるスタイルを拝見させていただくと、ヘアスタイルをつくる重要な髪自体が欠損していることがあります。それもかなりの確率で…

意図的に作ったとは思えない過剰ともいえる欠損の仕方。

百歩譲り毛先ならそれほど時間はかからないとは思いますが、根本付近やセクションでの過剰な欠落をニュートラルに戻そうと思うと当然時間がかかります。皆がバッサリといくことも考えいれば早く解決に至るのかもしれないけど、そう簡単なものじゃないですよね…

恐らくですがこの状況を作ってしまうのは、理想とするパーマの結果じゃなかったため、その場を何とかしようとした結果だと予想できます。

パーマでの失敗には、このような見えない部分にも潜んでおり、負のスパイラル的な状態もセットであることが少なくありません。ゲストさんからすると美容師さんに任せるしかないため、本当に美容師選びが重要です‼同じ髪質もなければ状態も違うし、求めるスタイルだって違います。そこへどのようなアプローチをすれば理想に近づけるのか?または自分を魅力的に見せれてコンプレックス等とも上手く付き合っていけるのか?それにプラスアルファ―次につながる髪の状態を考えた施術を行う。そういったクライアントに耳を傾けれる人、先のことも考えれる(スタイリスト)を見つけることがポイントですね。これはパーマに限らずその方のヘアをプロデュ―スするプロとして、すべてにいえることかもしれません。

パーマ失敗に直面してしまったら⁉

今回ご紹介したゲストさんのようにパーマが失敗に直面した場合は、きちんと対応できるサロン、実例が多く紹介されているところへ相談することです。相談するだけでも施術するしないにかかわらず、現状に対しての対応策がえられるはずです。例えば失敗した際にやってはいけないことは、コテやアイロン等の熱を当てないこと。薬剤やロット選定ミスによる失敗だけであればまだ、修正をできる髪の余力が残っていると予想できるのですが、何とかしようとアイロン等の高温で対処するとさらにダメージが加速する恐れがある他、熱でのダメージ(炭化)は対応できなくなるから気をつけて‼などといった、アドバイスがきけ結果、次への対応策への幅が広がる可能性も出てくると思います。

パーマ失敗してしまったという方はじめ、自分の髪の状態や似合わせ等でももう少し、可能性を広げてみたいと考えている方も是非一度ご連絡ください‼

今回のブログで参考になったり、何かのきっかけに慣れれば嬉しく思います。

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お待ちしております☆

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